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全国大学等遺伝子研究支援施設連絡協議会 組換え生物等委員会 通信 No.54

 
 (本通信は、大学遺伝子協会員の所属機関の遺伝子組換え実験安全管理関係者に配信しております。)
 
一点目:
下記のプレスリリースの通り、農林水産省及び環境省が、国内で販売されていたペチュニア計10品種について、未承認の遺伝子組換え体であることを確認しました。

【農水省・環境省プレスリリース】
(平成29年5月10日)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/170510.html
(平成29年5月31日)
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/nouan/170531.html

当該ペチュニア品種の種苗を所有している場合は、今後、新たな栽培及び採種・交配を行わずに、回収に協力してください。

配信者によるコメント:
国内の種苗会社による育成過程では遺伝子組換え技術を用いていません。つまり、海外から入手し、交雑に用いた品種が遺伝子組換え体であったようです。本件は、大学等における研究開発における違反ではありません。しかし、大学等における研究開発においても、他から動植物等を入手して、交雑親として用いることがあります。この交雑親についても注意を払うことが重要ということです。

二点目:(うっかり配信していませんでしたが、各大学には通知が来ているはずです。)
我が国は、8月20日に名古屋締約国となり、同日、国内措置(指針)が開始されます。
環境省
http://www.env.go.jp/nature/biodic-abs/index.html
 ABS学術対策チーム
http://nig-chizai.sakura.ne.jp/abs_tft/
から、情報が発信されています。特に後者から配信されている「名古屋議定書に関する大学等における体制構築ハンドブック」は重要でしょう。

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大学遺伝子協・組換え生物等委員会
永野幸生